【住宅購入と賃貸のメリットとデメリット】について子育て世代が考える

くらしの知識

みなさんは、『住まい』に対してどのようにお考えですか?

子育て世代になると、家族や友人、仕事の同僚たちと、住宅購入について話をするようになりませんか?

でも、住宅購入は人生最大のお買い物。

人生のほとんどが住宅ローンの返済に当てられてしまう場合もあるので、本当に購入する事って必要なんだろうか?って思う時があります。ずっと賃貸でも良いのではないか?など。

実際、住宅購入と賃貸のメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

住宅購入のメリットとデメリットを比較

住宅購入のメリット


  • 自分の資産になる。
  • 購入費用の支払いが終われば、住居費が少なくなる。
  • 賃貸と比べて部屋数が多く取れる。
  • 内装や設備のクオリティが高く、使用に対して自由度が高い。

大きなポイントは、購入した住宅は自分の資産になることです。購入した「土地」や「家屋」を将来的に、家族や子供たちに資産として残せるということです。

住宅の購入費用の支払い(住宅ローンなど)が終われば、賃貸と違って月々の住居費が少なくなるので、定年後など、働かなくなった後の生活費を抑えることにも繋がってきます。

購入する物件にもよりますが、賃貸物件と比較すると、部屋数や内装設備が整った場合が多い点と、自分が所有することで、ライフスタイルに合わせて、リフォームやアレンジを自由に行うことができる点も挙げられます。

住宅ローンを利用する場合に、購入する物件によっては「住宅ローン控除」を受けることができます。一定の条件を満たす必要はありますが、10年間に渡って、所得税や住民税から控除される制度で、最大で400万円という大きな減税を受けることができるので、大きなメリットと言えるでしょう。

住宅購入のデメリット

  • 住宅購入の際に準備する費用が大きい。
  • 所有住宅対して固定資産税・都市計画税の負担。
  • 住まいの修繕費用や設備交換が必要。
  • ライフスタイルの変化に対応しづらい。

住宅購入に関するデメリットしては、購入するために準備する費用が多く必要になること。住宅ローンで諸費用も借入できる場合もありますが、実際は購入物件の1~2割程度の自己資金が用意できることの方が健全と言われます。少なからずとも賃貸物件と比べると初期費用が大きくなってしまいます。

また、住宅を所有することに対して、固定資産税・都市計画税を負担しなければなりません。住宅が経年劣化することに対して、維持、修繕の費用もかかります。マンションの場合は月々の修繕積立金が年々上がっていくケースがほとんどのため、費用負担が大きくなってしまう場合もあります。

その他、ライフスタイルの変化などで、簡単に引っ越しができなる事です。子供の成長で住まいが手狭に感じたり、勤め先の事情で転勤を命じられた場合などに、対応しづらいことが挙げられます。

賃貸のメリットとデメリットを比較

賃貸のメリット

  • ライフスタイルに合わせ自由に引っ越しができる。
  • 収入の変化によっても住宅を選べる。
  • 設備の老朽化や、災害などの場合に、修繕費用の負担が少ない。

大きなポイントは、ライフスタイルや収入面の変化に応じて、住まいを選択できること。場合によっては近隣住人とのトラブルになった時には、引っ越しで解決できることも一つでしょう。

また、住まい設備の老朽化や、修繕費用などは、原則として大家さんが負担することになりますので、その点での費用負担がかからない点はメリットと言えるでしょう。

賃貸のデメリット

  • 内装や間取りに制限が。
  • 将来的にも家賃の支払いが続く。
  • 高齢者の場合に賃貸契約ができない場合がある。

賃貸住宅の場合は、住まいについて制限が出てしまうこと。壁に穴を開けてはならない場合や、家電を一度に使用するとブレーカーが落ちてしまったりなど、もともとの設備の仕様に、自分で手を加えることができない点です。

そして大きなポイントは、ずっと家賃の支払いが続くこと。また一定期間に更新料がかかるため、その月には支払いが大きくなります。働いている場合は気にならなくても、年を重ね退職すると、年金収入だけになり、ほとんど人が収入が少なくなるため、収入に見合った賃貸住宅に引っ越しておく必要があります。高齢者の賃貸契約の場合、家賃保証のために身元保証人を求められるケースがあり、場合によっては賃貸契約ができないこともあり、住まいに対して不安定になってしまいます。

住宅購入と賃貸、どちらが良いのか?

住宅購入と賃貸についてどちらにもメリットとデメリットがあります。

どちらが良いという事ではなく、自分たちのライフスタイルに対して、将来的なビジョンを持ち、暮らし方を選択することが必要だと言えます。

『住宅購入』と『賃貸』の選択に対して、それぞれがメリットになる人の特徴をまとめてみました。

住宅購入のほうがメリットになる人の特徴

  • 収入が安定していて、住宅ローンの返済ができる。
  • ある程度の貯蓄がある。
  • 家族が多く、間取りが必要。
  • 将来的にシングルで生活する可能性がある。

賃貸のほうがメリットになる人の特徴

  • 転勤や移動が多く、住む場所が安定しない。
  • 収入が安定しない。
  • 健康状態があまり良くない。
  • 住宅ローンで大きな借入をしたくない。

まとめ

住宅購入と賃貸を比較すると、どちらにもメリットとデメリットがありました。

住宅購入のメリットは購入費用を支払い終わった際に、住居費が抑えられること。

しかし、修繕費や税金負担などがあること。

賃貸の場合のメリットは、ライフスタイルに応じた引っ越しの自由度が高いこと。

しかし、老後の住まい確保が不安になる場合があること。

どちらを選ぶにしても、家庭内の収入面のバランスと、それぞれのライフスタイルに合わせた選択が必要ということですね。

是非、参考にしてみて下さいね。

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